無限ピーマンを作りながら、食料廃棄の問題に想いを馳せてみる
今日はネットで話題の「無限ピーマン」を作り、お酒を飲みながら食料廃棄の問題に想いを馳せてみます。
■材料
ピーマン一袋 5個
シーチキン缶 1個
ゴマ油 適量
創味シャンタン(元ウェイパー) 適量
粗挽き胡椒 適量
まずはピーマンのヘタを取ります。
私はこの部分も捨てずに使います。
ピーマンを横に1~2センチ幅で切ります。
ゴマ油と創味シャンタンと塩胡椒で、ピーマンとシーチキンを炒めます。
それだけ。
本家はレンジでチンするだけだそうです。
完成。
ビールに良く合います。最近はハイボール派ですが、ハイボールにも合いそうです。
さて、本題ですが、
世界で捨てられている食物は生産量の3分の1だそうです。欧州では廃棄に罰則が付くようになるとか。
先月、土曜のTBS報道特集で、日本の廃棄食料削減の取り組みが紹介されていました。
大手スーパーのイオンでは、賞味期限の近い物に「僕を連れていって」と吹き出しの付いたキャラのシールを貼り、食料廃棄を抑制しているそうです。
データの活用をしているケースも紹介されており、豆腐メーカーが気温の予測データを見て、前日との気温差が大きく変動した時に人は暑い寒いを感じやすく、豆腐の消費量が変わるということで、その予測から製造量を調整し廃棄量を3割も削減できたそうです。
そもそも食料自給率の低い日本が、何故こんなに食料廃棄が多いのか。その原因は賞味期限の3分の1ルールという無駄なルールがあるからです。
食品業界の商習慣で、製造日から賞味期限までの期間を3等分して納品期限や販売期限を設定するというものです。
例としては、賞味期限が3ヶ月の食品があったら、メーカーは1ヶ月までに小売に流し、小売店は2ヶ月まで店頭に並べます。その期限を過ぎた食品は、賞味期限内でも捨てられてしまうのです。
もったいないよね!?
ちなみに、私の近所のスーパーは、他店の見切り品をおそらくタダ同然で仕入れて賞味期限ギリギリまで売る勇気あるつわものです。
通常売価1600円のブルーチーズを、約8割引の298円で販売しており、賞味期限を見ると2日後。スゲーなおい。私は賞味期限気にしない人間なので、ありがたくいただきました。高いだけあって物凄く美味しいチーズでした。
障害者を人間と思ってない人間へのアンチテーゼ(津久井やまゆり園の殺傷事件から1ヶ月)
相模原の障害者施設、津久井やまゆり園の殺傷事件から1ヶ月が経過しました。事件を風化させないように記事を書きます。
とにかくショッキングな事件であり、被害者の方には哀悼の意を表します。
刃物で45人を手にかけその内19人もの人を殺害したとのことで、事件の一報を聞いてまず思ったのが、人に対してそんなに連続で刃を振るうことはできないよなという点です。痛そうにしたり様々な反応があったら怯んでしまうと思うんです。
それを実行できたというのは、犯人の植松聖容疑者が障害者のことを人間と思っていないからこそだと思います。
事件前に犯人が衆議院議長に宛てた手紙の内容には、
障害者は人間としてではなく、動物として生活を過しております。車イスに一生縛られている気の毒な利用者も多く存在し、保護者が絶縁状態にあることも珍しくありません。
私の目標は重複障害者の方が家庭内での生活、及び社会的活動が極めて困難な場合、保護者の同意を得て安楽死できる世界です。
重複障害者に対する命のあり方は未だに答えが見つかっていない所だと考えました。障害者は不幸を作ることしかできません。
とあるように、動物とまで言っており、人間と見ていません。
このような人間が他の人間の生き死にをその価値によって決めたり選別したりすることを「優生思想」と言います。
事件以後にネットで、容疑者の意見に同調する、「障害者は要らない」といった、そら恐ろしい声がいくつも挙がったそうです。
私は障害者不要論者に批判をしたい!
不要論者は結局、無知または思いやりが無い人、もしくはその両方だと思います。
良く障害者不要論を挙げる人へ対してのカウンターとして話されるのが、以下のトピックです。
1. 事故や病気により、いつ何時自身が障害者になるかわからない。福祉や医療はそのためにあります。その事がわかっていない。
批判的な言い方をする人の場合、「障害者イラネといっている人は、自身が障害者になったら殺されても構わないんですね。」という批判も挙げられます。
○○になったら抹殺!なんて世界、息苦しいですよね。
2. 多様性を否定し除外すると種として弱くなります。
例えば私は難病患者ですが、難病患者への医療費助成などは、その研究を兼ねている側面があります。
それらを世の中から切ってしまった場合、もし特定の障害や難病が大勢に罹かったら、対策に後手を踏むこととなります。
こういった知識と思いやりがあれば、障害者イラネなんて考えもしないと思うのです。
もっと言うとそれ以前に、そもそも人を殺そうとは思わないし、自分の思想で人の人生を狂わすことがあり得ないですよね。
画像は相模原市の社会福祉協議会のゆるキャラ、ふくまるくんです。(配色がまんまアレ)
7/24難病患者交流会レポ@渋谷のヤギがいる桜丘カフェ
ツイッターで知り合ったIBD患者さんの所属する企画集団「A.S.P」
All Smiles Planningの名が示すようにみんなが笑顔になれる企画を立案されている団体です。
通勤時のいつもの癖で山手線渋谷方面とは逆回りに乗ってしまう失態をし、少々遅れてしまいました。
参加者の内訳は、IBDの方は3名、線維筋痛症の方(とその疑いの方)が2名、健康な方1名、そして私マルファン症候群1名の計7名でした。
凄く楽しく気軽に会話ができてとっても良い交流会でした。
私はミーハーですが、線維筋痛症でアーティスト活動されてる如月まぁやさんも参加され、テンション上がりました。
自分自身も参考になったのと、読者の皆さんにも参考になると思いますので、ヒアリングしたことを書き記します。
■IBD
・先日アミーゴの記事に書いたように、潰瘍性大腸炎(UC)とクローン病(CD)の総称がIBD
・潰瘍性大腸炎は範囲が大腸のみだが、クローン病の範囲は大腸の前後も含む(なのでクローン病の方が大変らしい)
・
人によって症状の軽重に差があり(全ての病がそうだろうけども)、腹痛、下痢、血便、発熱がある
・ヒュミラという炎症緩和の注射の治験を自身でされている方も。皮下注射とは言え自分でやるの怖いよね。初回は血が出たけど慣れるって言ってたかも
・血液のクリーニング治療の話題も。血液を抜いて炎症の原因になる物質を除去して再度体に戻すことを4回繰り返す。かなり改善されるケースもあるが、効かない人も多いとのこと
■線維筋痛症
・全身の痛みが毎日続くが、痛み止めの薬を飲んでも効かないことが多い
・どんな痛みかというと、如月さんの場合だと、腕の中を割れたガラスが流れているような痛みとのこと。(ヒエェ…)
・日本に200万人規模で患者数が多いのと、人によっては薬で治るケースが報告されているので、特定疾患に認定されない
・よって医療補助が受けられず、毎月の医療費がかさむ
・日本で認可された薬で改善しない場合、他の薬の認可を待つしかない
・当日も痛みを我慢して参加されており、もう表面上は痛くなさそうな振りをするのに慣れてしまった
・頑張って1日外に出ると、翌2~3日は反動で寝込むほど辛くなる
■その他悩み
・医療費が人より多くかかるため、ジェネリックを選択するようにしている
・精神状態が悪い時期は自殺念慮もあった
楽しくて2時間半があっという間でした。私のパートは割愛します。
ヤギの写真はフリー素材です。
7/17茨城難病Cafeアミーゴ(第3回交流会)レポート
茨城県で難病患者やそのご家族の交流会を定期的に開催されている、「難病カフェ アミーゴ」さん。
大野更紗「困ってる人」1~3章の感想
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