難病でも前向きに生きる応援団(旧さわやかブログ)

アニメ・ゲームや音楽から、難病支援に至るまで幅広い記事を書きます。

大野更紗「困ってる人」1~3章の感想

難病についての一般的な知名度をズギャーンと爆上げしてくださった大野更紗さんの書籍「困ってる人」。
20万部の大ヒットということで、社会的感度の高い20万人に認知されているわけです。

困ってるひと (ポプラ文庫)

困ってるひと (ポプラ文庫)


まだ読んでる最中ですので、何回かに分けて感想を記していきたいと思います。まずは冒頭の3章から。

大学でビルマ難民の研究・支援をしていた大野さん。大学院に進学して24歳の時に日本では稀な難病「筋膜炎脂肪織炎症候群」を発症します。全身のいたるところが炎症となり常に激痛に苛まれる自己免疫疾患とのこと。

読んでいて凄く共感してちょっと泣きそうになったエピソードがありまして、全身が炎症でずっと痛みが引かないのに、頼る医者が軒並み「すぐに良くなりますよ」「地元にお帰りください」と、自分が解決できないのを棚にあげて、真摯に向き合わない場合もあるということ。
わからないならわからないと他の医者に紹介する方がよっぽど助かります。
幸い大野さんも最終的には良いお医者さまに巡りあったようです。

今日はここまで。