情緒的価値を持っていこうぜぇ~!
iPhone7が発表されましたね。防水は評価したいですが、今更おサイフケータイ付けてドヤ顔しているのが笑けてきます。
情緒的価値とは、ユーザーの情動に訴えかける価値のことで、ブランドオーラとも呼ばれるものです。対義語として、機能的価値があり、例えば単純にモーターの回転数といったスペックの大小が評価されるのに対し、情緒的価値は、持っているだけでテンションがアゲアゲになるような、見せびらかしたくなるような価値のことです。
例えば冒頭で挙げたiPhone。ベトナムではブランド信仰が強く、iPhoneを持つことが絶対のステータスとなっているようです。初任給が4万円ほどなので、7万円のiPhoneを買うのに2カ月分の給料が掛かるのにも関わらず、みな欲しがります。
こういった情緒的価値をもった企業や製品は非常に強く、単純な価格競争に巻き込まれにくいメリットがあります。(iPhoneは安売りしなくても売れるでしょ。)
この情緒的価値にあたるのかは厳密にはわからないですが、私が気に入っている飲料のブランドがあって、それはKIRINの「世界のKitchenから」です。
ソルティライチとかの、あのブランドですね。
何が良いかって、これをご覧ください。
見知らぬ異国の地に根付く伝統を!!その土地のお母さんが!!手作りしたものを!!ヒントにして!!スウェーデンの!!サフト!!
あーもう、飲むだけで異国に旅した気分になって、商品に載ってる現地のお母さんの笑顔を見て癒されて、とても良いですよね!
要は伝統を含んだストーリー性と母ちゃんという情緒に訴えかける素晴らしい商品開発とプロモーション。こういう企業・ブランドほど新しい広告をカッコ良く使いこなしますが、世界のKitchenからも最近Instagramを始めました。
こういう商品開発や商売をしていきたいものですよね。
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