難病でも前向きに生きる応援団(旧さわやかブログ)

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中央省庁の障がい者雇用の水増しの件について

中央省庁の障がい者雇用の水増しの件について。手帳もってない人をカウントしたり、亡くなられた方をカウントしている省庁もあったみたいですね。ひどいを通り越して呆れますね。


私が働いているゲオでも専門の組織を作って、障がい者が働きやすい環境を作り、法定の雇用率以上の雇用を生み出しています。

以前その専門の組織のゲオビジネスサポート社の社長に話を伺ったのですが、うちは全国に店舗が1500以上もありますので、障がい者の方も全国に点在します。サポートが必要な場合もあるでしょうから、エリアマネージャーとは別に、複数店舗を掛け持ちして担当する専門のサポーター職がいます。

こういうことを言うと「コストが増えるから障がい者はお荷物なのか」みたいな批判が出るかもしれませんが、私は障がい者にはハンディキャップがあるのでプラスアルファの大変さがあるのは当然と思っています。各省庁がそれを社会のインフラコストと考えて障がい者が働きやすい環境を作る予算組みをしてこなかったのが悪だと考えています。


また、ゲオビジネスサポート社長の話に現場での実例の話があり、その一つに健常者から障がい者が働いているということでクレームを受けたというものです。(詳しい状況までは教えてもらえませんでしたが)

私自身は訪れた店で障がい者の方が働いていても、それに起因する多少のミスがあろうとも、クレームは言いません。


私が思うに、「障がい」という言葉は、一部の知識不足・意識不足の健常者の側が、障がい者をつま弾きにする社会風潮やハードルのことを言うのだと思います。

健常者の一部に、生産性が健常者より少ないとかいう信じられないことをいう人がいますが、そんな人に言いたいのは、いつなんどき不慮の事故で障がいを持つことになるかわからないわけですから、様々な人が生きやすい世の中を作るべきです。


仮面女子の猪狩さんが春に不慮の事故で車椅子生活を余儀なくされながらもステージ復帰したり、野球の始球式に挑戦したりと、頑張っているのを見てとても応援したくなりますが、この記事を読んで目を疑いました。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180827-00000069-sph-ent

会見現場の記者たちがパラスポーツを下に見ているのがありありと伝わって嫌な感じがします。

パラスポーツを下に見ている人の、ハンディキャップがどれだけ大変かという想像力の欠如を感じます。


車椅子のバスケとかテニスをテレビで見たことがありますが、どれだけ練習すればあの機敏で素晴らしい動きができるのか、考えるだけで頭が上がりません。

他人を変えるというのは難しいですが、社会風潮を変えるのは可能です。もっと他人に想像力をはたらかせることが一般的になる風潮にしたいですね。