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難病でも前向きに生きる応援団(旧さわやかブログ)

アニメ・ゲームや音楽から、難病支援に至るまで幅広い記事を書きます。

アウティング(望まないカミングアウトを他者から強制すること)~付録:LGBT用語解説入門編~

2015年8月、一橋大学法科大学院(ロースクール)で、同性愛者の男子学生Aが思いを寄せる同級生Zに告白したところ、その同級生Zは「本人Aを含むLINEグループにその本人Aが同性愛者であることをバラし」ました。

その後本人Aは気丈に振る舞いますが、心を病んでしまって飛び降り自殺をしました。

 

自ら周囲に秘密を伝えて理解してもらおうとする働きかけを「カミングアウト」と言いますが、今回のように他者による望まない秘密の公開を「アウティング」と言います。

 

アウティングをされた後、本人Aは大学のカウンセラーに相談をしたそうですが、何も対策がされなかったとのことで、何かしらの対応が取られていれば防げた自殺ではないかと、先月、親御さんが大学と同級生Zを相手取り提訴しました。

 

事件について詳しくはこちらでまとまっています。

「ゲイだ」とばらされ苦悩の末の死 学生遺族が一橋大と同級生を提訴

読んでるだけでAさんの無念が感じられ涙が浮かんできます。

 

この事件に関するネット上の意見は様々で、

「司法関係者になるべき法科大学院生が周囲に秘密をバラすのって適性ないのではないか」

「性的マイノリティ関係なく好きな人に秘密をバラされるのは辛い」

といったアウティングした同級生Zを批判する意見が見られました。

 

それと同時に、同級生Zの肩を持つ以下のような意見もありました。

「ゲイだって秘密を明かされてそれを抱え込むのは辛いだろ、吐き出したかったんだろうな」

「なんでばらされたぐらいで自殺しちゃうの」

あー、コメントの裏側に無知や差別がありまくりで吐き気がしてきます。

 

同級生Zおよびその周りの友達は同性愛者は気持ち悪いという意見を持っていたそうで、そんな環境のグループLINEにアウティングをしたら距離を置かれたり冷やかされるなど、明らかに差別の槍玉にあがるのが見え見えですよね。

 

自分の常識は全ての人間の常識ではないと、声を大にして言いたいです。

LGBTは多くの人に差別偏見を持たれて生きづらいという点と、そんな日本社会においてアウティングしたらますます生きづらくなるという点を知らないままに実行してしまった、二重の想像力の欠如だと思います。

 

Aさんが大学のハラスメント相談室に相談したら、性同一性障害のクリニックへの受診をすすめたそうで、ゲイ=性同一性障害ではないので、とんちんかんな対応であり、全然わかっていないなと感じます。

 

世間の認知を高めるために、いきなりですがLGBT用語解説をします。

ヘテロヘテロセクシャル異性愛者。男性が好きな女性、または女性が好きな男性。世間の93パーセントはこれに含まれる。

ストレート:ヘテロのこと。

ノンケ:ヘテロのこと。その気(け)が無いということが由来らしい?

レズビアンLGBTのL。女性が好きな女性のこと。

ゲイ:LGBTのG。男性が好きな男性のこと。

バイセクシャルLGBTのB。男女両方を好きになれる人のこと。

トランスジェンダーLGBTのT。自分の性別に違和感のある人のこと。性同一性障害もこれに含まれる。

ストレート・アライ:ストレートだけど、LGBTを理解して応援する人のこと。アライと略されることも。

 

みんなもアライになろうぜ!!


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